転職エージェントで紹介された求人票からブラック企業を見抜く方法

こんにちは、ホワイト企業で人事採用担当をしているヘクシです。
さっそくですが、今回はブラック企業の求人を簡単に見抜く方法をメインにお話します。
転職をする際、割とたくさんの人が転職エージェントを利用すると思いますが、
利用した中には「ブラック企業を紹介された」という人がいます。

実際、世の中にはブラック企業があちらこちらに存在している訳ですし、
ブラック企業は常に人手不足なので求人票もたくさん存在します。
転職エージェントでもブラック企業を紹介してくるところは割とあります。
コツをつかめば、ブラック企業かどうかを簡単に見抜く事が出来ますので、ぜひ覚えていってください。

【目次】

  1. ブラック企業を紹介してくる転職エージェントの特徴と見抜く方法
  2. 転職エージェントでブラック企業を紹介されてしまう人の共通点
  3. 転職エージェントでブラック企業を見抜く方法
  4. 転職エージェントでブラック企業を紹介されたらどうすればいいのか

ブラック企業を紹介してくる転職エージェントの特徴と見抜く方法

ブラック企業を紹介してくる転職エージェントの特徴と見抜く方法
簡単に説明すると、大手以外は結構ブラック企業を勧めてくるケースが多いので要注意です。
大手以外の中小規模の転職エージェントがブラック企業を紹介してくる理由としては2つあります。

①求人数を稼ぐためにブラック企業の求人も掲載している。

転職者が転職エージェントを選ぶ際に重要視するもの、それが「掲載している求人の数」です。
転職エージェントが取り扱っている求人の数が多ければ多いほど、応募する企業の選択肢が広がります。
そのため、掲載求人数が少ないと転職者は登録してくれません。
それを転職エージェントも分かっているので、掲載の求人数を稼ぐためにブラック企業も掲載して取り扱っている求人の数が多いように見せかけているんです。

②キャリアアドバイザーへのノルマがきついため、無理やりでも転職を決めようとする。

転職エージェントは、求人を掲載するだけでは企業から報酬を受け取る事は出来ません。もちろん、転職者も無料で利用できる為、最終的に内定:入社が決まらなければ1円も利益を得られないのです。
そのため、転職者の希望を考慮した求人ではなく、転職者が内定を獲得できそうな求人を紹介してきます。
簡単に内定を得られるような求人は、ブラック企業が多いです。そもそも中小規模の転職エージェントにはブラック企業の求人がたくさんあるので、自然と紹介される求人はブラック企業が多いです。

ブラック企業を勧めてくる転職エージェントを見抜く方法

①企業と転職エージェントの間に返金保証制度があるかどうか。

大手転職エージェントの場合は、入社後一定期間以内に退職した場合は成約金の返金制度があります。
これは、入社後すぐに辞めてしまった場合は、成約金を返金します。という制度です。
だからこそ、入社後すぐに辞めてしまうと分かりきっているブラック企業の求人は掲載自体しません。
しかし、中小規模の転職エージェントはこの返金制度がない事が多いです。つまり、入社後すぐに辞めようが関係ない!ってことなんです。ブラック企業だろうがなんだろうが、入社すればOKってことです。

  • 見抜く方法⇒転職エージェントの企業採用担当者向けのホームページを見てください。返金制度がない転職エージェントの場合は、利用は避けた方が良いでしょう。

②カウンセリングがしっかりと行われ、希望を考慮した求人を紹介してくれているかどうか。

転職エージェントに登録後、通常であれば転職者の希望や経歴などを聞くカウンセリングが行われます。大手であれば、1人の転職者に対し1時間~1時間半ほど行われます。
今までの職務経験やスキルを確認し、これからどんな働き方をしたいのか、どんな企業に転職したいのかを細かくカウンセリングを行います。その人の性格や希望をしっかりと知り、その人に合った企業を紹介するためです。
しかし、中小企業はカウンセリングを雑に行い、希望とは全く違う求人を進めてきます。これは、転職者の希望に合う求人ではなく、転職者が受かりそうな求人を紹介しているだけに過ぎないです。

  • 見抜く方法⇒カウンセリングがしっかりと行われたか。希望を伝えても全く違う求人ばかりを進めてくるなら、利用は避けた方が良いでしょう。

③妥協する事を強制してこないか。

条件を妥協しないと内定はもらえない強制してくる場合は、要注意です。
確かに、条件があれこれいくつもあるような高望みの場合は、希望通りの求人はなかなか見つからないでしょう。しかし、そこまで無理な条件を提示していないにも関わらず、条件を妥協するように強制してくる場合はあまり転職エージェントではありません。
例えば、「事務を希望しているのに、経験がないからという理由で営業を勧められる」や、「安定した穏やかな職場を希望しているのに、実力次第で給料が上がるなどの成果主義型を勧められる」と言った、全く違う求人を勧められる場合は、かなり危険です。

  • 見抜く方法⇒希望を全く聞き入れてもらえない時点でNGです。通勤時間の幅を広げるや、給与を少し下げるなどの細かい条件の妥協の場合は選択肢を増やす方法として良いですが、全くの条件変更を勧められた場合は、すぐに転職エージェントを変えた方が良いでしょう。

転職エージェントでブラック企業を紹介されてしまう人の共通点

転職エージェントでブラック企業を紹介されてしまう人の共通点
給料が安い職種しか経験がない人や、転職経験のない人、すでにブラック企業で働いている人はブラック企業を勧められやすいです。

①給料が安い職種しか経験がない人

目先の条件ばかりを気にして、本当に続けられるかどうかを考えずに転職してしまう傾向にあります。
「頑張り次第で年収1000万円」といった、実現するのは難しいようなうたい文句につられてしまいます。
未経験から新しく飛び込んだ職種において、すぐに高収入になる事はまずありません。
あったとしても、とても過酷で極めてブラック企業の確立が高いと思ってください。

②転職経験のない人

転職経験のない人は、転職市場というものを知りません。
転職エージェントに、「妥協しないと内定がもらえない」と言われれば、そういうものなんだと信じてしまいます。妥協はある程度は必要ですが、自分の将来を決める大切な転職において、希望や目標を妥協してまで転職する必要ありません。

③今、ブラック企業で働いている人

現在ブラック企業で働いている人は、一番ブラック企業を勧められやすいです。
ブラック企業で精神をすり減らし、今の環境が少しでもよくなる企業であれば転職したいと思っているからです。

  • 例)「毎月100時間残業。しかもサービス残業で残業代なし。さらにパワハラもあり、毎日しんどい」と言う人が転職活動をしていたとして、こういう求人を提示されたらどうですか?
    【繁忙期を除いて残業は45時間程度。残業代あり。職場のみんなはアットホームで仲良しです】

ブラック企業ですり減らしている人にとって、今より残業が半分以下で残業代もしっかりと出るし、会社は仲良しならパワハラもない。そう考えるでしょう。しかし、実際は違います。
繁忙期を除いてという事は、繁忙期は月45時間以上の残業を強いられます。しかも、1年のうちで何カ月くらいが繁忙期なのかも分かりません。さらに、一番問題なのがアットホームです。

これは、ブラック企業が求人掲載する際に良く使うブラックワードです。
こうして、すでにブラック企業で働いている人は正常な判断が出来ず、またブラック企業に転職をしてしまいます。

転職エージェントでブラック企業を見抜く方法

転職エージェントでブラック企業を見抜く方法
まずは、大手の転職エージェントを利用することが絶対条件ですが、それと合わせて求人票で気を付けてみて欲しいポイントがあります。それは、好条件のわりに応募条件のハードルが少なすぎる事。
「やる気重視」というワードが良くあると思いますが、これは要注意です。やる気があれば誰でも応募できるような求人は、はっきり言って怪しいです。好条件(給料や待遇)なのに、応募条件が低いという事は少しおかしいと疑った方が良いです。

◆必ず確認して欲しい事:募集理由◆
担当のキャリアアドバイザーに、この企業はなぜ今回の求人を出す事になったのか理由を聞いてください。
具体的に説明すると、募集理由が「業務拡大の為、人員補充」とか「新しい部署設立の為、人員補充」といったポジティブな理由だけに応募するようにしてください。
単純に、業務拡大や新しい部署設立などは、会社の経営自体が軌道に乗っている事を指し、募集しているポジションが新しく増えた事を示しています。

一方、「前任が急遽退職の為、急募」とか「業務が回らないので急募」とかネガティブな理由の場合は、応募はお勧めしません。
引継ぎもなく前任者が退職なんてよっぽどの理由がないと起こりません。また、業務量が多くて人手が足らないというのも、入社しても残業が多い事は決定しているような過酷な職場です。

このように、募集背景を確認する事である程度、ブラック企業なのかホワイト企業なのかを確認する事が出来ます。参考:ブラック企業になる残業時間とみなし残業の解説

転職エージェントでブラック企業を紹介されたらどうすればいいのか

転職エージェントでブラック企業を紹介されたらどうすればいいのか
転職エージェントの場合は、キャリアアドバイザーによってサービスの良し悪しが決まります。大手の転職エージェントでも、相性が合わないキャリアアドバイザーの場合は、転職活動はうまくいきません。

大手の転職エージェントに登録しているのに、なぜか希望通りの求人を紹介してもらえない。そういう場合は、単純にキャリアアドバイザーとの相性が悪いです。
大手の場合は、キャリアアドバイザーの人数がとても多いです。相性があまり合わないなと感じたら、すぐに担当の変更を依頼してください。
キャリアアドバイザーの担当変更をお願いしたからと言って、待遇が悪くなったりはしません。

理解してもらえる担当と出会う事が転職を成功させる近道

キャリアアドバイザーも人間です。相性があります。転職者の事を理解できる場合と出来ない場合があります。これは相性なので仕方ありません。
たまたま相性が合わなかった。それだけです!
キャリアアドバイザーとは、転職活動においても相談する機会がとても多い存在です。しっかりと信頼できるキャリアアドバイザーに担当してもらうようにしてください。

実際、私も転職エージェントを利用して転職活動をしました。
内定がなかなかもらえず、とても悩んだ時期がありましたが、キャリアアドバイザーにとても親身に相談に乗ってもらって励みになりました。

転職活動において「内定がもらえていない時期」というのはとても不安で、焦りの原因でもあります。転職活動がうまくいかない時期は誰かに相談に乗ってもらう事で、落ち着いて転職活動をすることができます。
相性が合わない担当だと相談もなかなか出来ないと思います。ぜひ、自分に合うキャリアアドバイザーを見つけて転職活動を行ってください。参考:転職活動で疲れたら何が足りないのかを知ったとたん受かるようになる

【まとめ】

ブラック企業は思っているよりたくさんあります。
実際、私もブラック企業で働いた事があります。毎日しんどくて、もう辞めたいと思いながら仕事をしていました。

一度入ってしまうとなかなか抜け出すのは難しいです。
だからこそ、入る前に見抜き避けなくてはなりません。見抜くポイントをしっかりと理解し、間違ってもブラック企業に転職してしまわないように気をつけてください。

焦りは禁物!妥協はいりません。必ず自分に合ったら職場が見つかるので安心してください。参考:失敗しないための転職エージェントの選び方【経験談あり】

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